Yorimichiを読んでくださっている人たちの中には、
既に親になっている人もいれば、これから赤ちゃんを迎える方もいらっしゃいますよね。

 

出産はとても嬉しい出来事であると同時に、
母体にとっては一大ハードイベント!
特に「産褥期」(産後6〜8週間程度)は、身体の回復のために
極力体を休めなければいけない時期とも言われてます。
(産褥期に関する詳細な説明はこちらから。)

 

でも、家のことだって誰かがやらなければいけない!

身近に頼れる人はいない!

夫は仕事だ!

 

どうすればいいの〜?

 

という方へ。

 

今日は産後のお母さんをサポートしている「産後ドゥーラ」についてご紹介させて頂きます。

 

産後ドゥーラって、そもそもなに?

 

この聞き慣れない「産後ドゥーラ」という職業。そもそも何なのか?
ドゥーラ協会のHPには下記のように紹介されています。

ドゥーラとは、出産する母親やその家族を支援する出産経験のある女性のことを指します。日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカやカナダ等ではドゥーラが助産師とは異なる一つの職業として確立され、たくさんのドゥーラが活躍しています。

  • Birth doula
    陣痛から出産まで、妊婦の母親のような立場で妊婦とその家族をサポートする分娩支援
  • Postpartum doula
    出産後、家族が新生児を「家族の一員」として迎え入れ、スムーズに新しい生活を送るためのサポートをする産後支援

言うならば、「お母さんの“お母さん”」。

 

出産を体験したお母さんの先輩だからこそ分かる、
産後の特殊な時期を優しくサポートしてくれる人たちの集団です。

必ずしも資格がないと活動できないわけではありませんが、
産前産後の母親に必要なスキルや生活サポートを勉強した上で、
活動されているドゥーラがの方が多いようです。

 

具体的にどんなことをしてくれるの?

 

実際にドゥーラとして活躍されている藤城敦子さんから、
どんな1日を過ごしているか、代表的なスケジュールを教えてもらいました。

Doula2

 

料理やお洗濯など、基本的な家事のサポートを主としつつも、
「初産」「第2子」などお母さんの状況を鑑みながら、
産前・産後女性の状況やリクエストに応じて対応してくれるのが特徴的です。


ドゥーラの目線は徹底的に女性目線
 事前に決められたタスクをこなすのではなく、
 その時必要なものを鑑みながらサポートをします。

 夜中の授乳で疲れているようなら、お母さんに寝てもらって赤ちゃんの世話をする。
 旦那さんと何かあった風で、なんとなく話したそうなら、その会話の相手になる。
 産後で動けないなら、代わりに買い物や赤ちゃんの沐浴をする。

 空気のように寄り添いながら、産後の女性が必要としているものをくみ取ります。」
                         (産後ドゥーラ藤城敦子さん)

 

赤ちゃんとの暮らしは、想定外の出来事の連続です。
この「状況に合わせて、必要なものを汲み取る」こと、
簡単なようで難しいし、産後女性にとってはとてもありがたいことなんですよね。

 

栄養満点の食事で心や身体にゆとりを。

 

また、産後ドゥーラの方の活動で、個人的にとても素晴らしいなと思っているのが料理!

私自身、出産直後は、
精神的に不安定になっていたこともあり、授乳のこともあり、
食べ物に対して少しデリケートになっていた記憶があります。

私の周りでも、刺激的な食事を出されて親と喧嘩になったとか、
食事にまつわるトラブルをちょこちょこ耳にしました。

 

産後ドゥーラの方がつくってくださる食事、
野菜中心のやさしい料理、栄養満点、とても美味しそう!
もはや産後でも何でもないですが、我が家でも作って頂きたいぐらい(笑)

質のよい食事をとると、心や身体がふっとゆるやかになりますよね。

ドぅーら2

例:4人家族のお宅

*左から時計回りに (◎ほうれん草の海苔和え◎ひじきの白和え袋煮◎白菜と豚のミルフィーユ鍋◎大根もち◎トマトバーガータワー◎トマトスライスの間にツナとジャコがサンドしてあります◎手羽中の甘辛)

6産後ドゥーラ

例:量多めご希望4人家族のお宅

*左から時計回りに (◎玄米小豆ご飯の塩おにぎり◎カブ&あげのコトコト煮 味つけは塩麹カブの葉たっぷり
◎キャベツとジャガイモのスープ◎おからサラダ 玉◎生春巻き◎だいこんとネギの炒め煮)

 

「先輩ママ」だからこそ。
確かな知恵とあたたかいまなざしでサポート。

 

そもそも産後ドゥーラとして活動するみなさんは、
ご自身の出産経験を、次のお母さんたちに繋げて行きたいという想いから
この道を選んでいる方が多いようです。

 

この記事を書くにあたって詳しくお話を聞かせて頂いた藤城さんも、
出産後に言葉にできない孤独感や軽い育児ノイローゼを体験し、
「なぜこんなにも産後の情報が、世の中に伝わっていないのか」という憤りが、
1つのきっかけになったとか。

 

「 産まれたばかりの赤ちゃんを育てているお母さんは本当に必死。
でも、その道を通った人にとっては “a piece of cake”−楽しめることだったりもします。
だからこそ、安心してゆだねて欲しいと思うし。
お母さんたちが安心してゆだねられる存在でありたいと思っています。」(藤城さん)

 

特にはじめての子育ては、分からない事だらけ。
確かな知恵とあたたかい眼差しでサポートしてもらえると、心強いですよね。

7産後ドゥーラ

(沐浴の楽しいやり方も教えくれるそうですヨ!)

 

どうやって申し込めばいいの?お値段は?

 

一般社団法人ドゥーラ協会のホームーページに窓口が設けられ、
居住地等から産後ドゥーラの方を検索することができます。

協会HPが申し込み窓口になっているものの、
あくまで予約は個人対個人の個別予約。

 

ドゥーラの方ののお住まいやプロフィール、どんな活動をしてきたかなど、
人となりを確認した上で、
申し込むことができます。

産後の重要な時期を一緒に歩んでもらう相手だからこそ、
きちんと相手の方の事も知りたいですよね。

 

料金に関しても個人が窓口のため、人それぞれ多少価格は前後するようです。

大よそ1時間3000円〜3500円程度が相場のようですが、
ハンドマッサージなどのサービスがついていたり、
パッケージ料金でお値打ちになっていたり、なので、
気になった方のものをチェックするのが早いかもしれません!

また、週◯日という決まりはないので、
単発で利用したり、もちろん曜日を決めて定期利用したりと、
ニーズに合わせたお願いができそうですよ。

 

 


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子どもが産まれると、子ども中心の暮らしになり、
ともすると、自分のことを犠牲にするシーンも増えます。

でも、産後のお母さんの重要な仕事のひとつが「身体を休めること」。

 

今回ははそのサポートをしてくれる「産後ドゥーラ」をご紹介しましたが、
必ずしも産後ドゥーラでなくても構いません。
赤ちゃんを迎える新生活、自分だけで頑張ろうとせずに、時に人の力を借りながら、
前向きな気持ちで暮らせる方が1人でも増えたらいいなと、思っています。

 

 

*ドゥーラ協会のHP : http://www.doulajapan.com/
*産後ドゥーラとして活躍している藤城敦子さんのHP:http://www.atsukofujishiro.com/index.html