パパの育休1ヶ月、先輩家庭はどう過ごしたか
近年、パパの育児休業取得率は徐々に高まっています。厚生労働省の統計でも、男性の取得者数は過去最多を更新し、職場の風土も少しずつ変わりつつあります。しかし、1ヶ月以上の長期休暇を取得した経験のあるパパはまだ少数派で、実際に何をして過ごせばいいのかわからないという声も少なくありません。
そこで編集部では、実際にパパ育休を取得した先輩家庭3組にインタビューを実施し、それぞれの1ヶ月の過ごし方を聞きました。家事の分担や育児のリアルな大変さ、休日の過ごし方、自分時間の作り方など、生の声が詰まっています。
同じ「1ヶ月」という期間でも、家庭のスタイルや子どもの年齢によって、最適な過ごし方は大きく異なります。先輩たちのエピソードからは、自分らしい育休のヒントが見えてくるはずです。
これからパパ育休を取得しようと考えている方、あるいは取得中で日々のお世話に追われている方に向けて、週ごとのリアルな記録をお届けします。短い隙間時間に読める構成になっているので、休憩中に気軽に手に取ってみてください。
育休前に整えておきたいこと
先輩パパたちが口を揃えて語るのは、事前の準備が心身に余裕を生んだということです。神戸市在住のAさん(長男2歳)は、育休取得の決定後すぐに、自治体のファミリーサポートへの登録、ベビーシッター候補のリストアップ、ベビーカーのメンテナンスを行いました。「当日になってバタバタしないよう、まずは情報の整理から始めました」と振り返ります。
同じくパパ育休を取ったCさんは、育休に入る前に夫婦で「家事・育児の役割分担表」を作成しました。取得期間中に「自分はいつ何を担当するか」を明確にしたことで、当初の不安がずいぶん軽減されたといいます。準備に時間をかけた分、育休期間を家族のために使える余裕が広がりました。
1週目:手探りの日々
育休初日、Aさんは長男の保育園への送迎からスタートしました。共働きだった頃とは違い、朝の時間に余裕があるため「お弁当作りも楽しんでみよう」と決めたそうです。実際にやってみると、レパートリーの少なさに悩み、レシピアプリを片手に悪戦苦闘する日々が続きました。
家事のペースが掴めない1週目は、夫婦で互いにフォローし合う時間が自然と増えます。Bさんの家庭(双子・6ヶ月)では、赤ちゃんの夜泣き対応を一晩交代制にしたことで、睡眠不足を分散できました。夫婦で「大丈夫だよ」と声をかける回数が増えた1週間でした。
2週目:リズムが芽生える頃
2週目に入ると、家族それぞれに生活のリズムが芽生え始めます。Aさんの家庭では、「朝起きてから保育園の送り出しまで」「昼下がりの自由時間」「夕飯から就寝までのルーティン」が少しずつ確立されていきました。子どもたちがパパとの時間を新鮮に感じている様子もうかがえます。
Bさんの家庭では、双子のお世話も2週目に入るとコツが掴めてきました。沐浴のタイミングを2人の機嫌が良い時間帯に合わせることで、ぐずりが減ったといいます。パパ自身が赤ちゃんと触れ合う中で、「命の重みを感じる瞬間が増えた」と語るBさんの表情はとても印象的でした。
3週目:小さな冒険を試した週末
3週目あたりから、時間に少し余裕が出てくる家庭が多いようです。Aさんは、家族で近隣の公園へお弁当を持ってお出かけしました。ベビーカーでの外出は久しぶりで、段差の少ないルートをリサーチしてから出かけたそうです。
ベビーカーでの家族お出かけの工夫は、こちらのベビーカーでのお出かけ記にも詳しく紹介されています。段差の有無やおむつ替えスペースのチェックポイントなど、先輩パパならではの視点でまとめられた記事は、外出を考えるパパにもおすすめです。
Cさんの家庭では、3週目の週末に近場の温泉へ日帰りで出かけました。パパが赤ちゃんをお風呂に入れる練習をしたり、家族写真を撮ったりと、夫婦でゆっくり対話する時間が生まれたそうです。
4週目:家族の新しい景色
4週目にもなると、家事・育児のペースが家族全体に馴染んできます。Aさんの家庭では、長男がパパと一緒にお手伝いをする時間が増え、子ども自身が家事を楽しむ姿に成長を感じたそうです。
Bさんの双子の家庭では、育休中に撮った写真をフォトブックにまとめ、夫婦で眺めながら「次はいつ取れるかな」と話していたといいます。家族みんなの記憶として残るアイテムが完成したことで、育休の時間が目に見える形になりました。
夫婦と子どもの会話が増えた瞬間
育休中に最も変化を感じたのは、家族間の会話の量と質だそうです。Aさんは「妻とゆっくり話す時間が増え、お互いの考えを共有できた」と語ります。夜のティータイムを習慣にしたことで、日中の出来事を共有する時間が生まれたといいます。
子どもたちにとっても、パパが家にいる時間は貴重です。Aさんの長男は、パパとの新しい遊びをどんどん提案してくれるようになり、「おままごとセット」を使った遊びが定番になりました。Bさんの双子も、パパのひげを触って笑うなど、新しい発見があったそうです。
復帰1週間前にやっておいてよかったこと
育休最終週には、復帰前の準備も欠かせません。先輩パパたちは「業務のメールチェックは1週間前から始めた」「保育園の送迎パターンを妻と最終確認した」と口を揃えます。家族との別れを惜しむ気持ちと、新しい日常への期待が入り混じる複雑な時期でもあります。
Cさんは、最終週の金曜日に家族で「お祝いの外食」をしました。1ヶ月間を振り返りながら、これからの育児の分担についても話し合ったそうです。復帰後も夫婦で支え合う基盤が、この1ヶ月でしっかり築けたと話していました。
先輩パパが買ってよかった育児グッズ
- 軽量タイプの抱っこ紐(肌身離さず使えるサブ機)
- 食洗機(家事の負担を劇的に軽くするアイテム)
- ベビーモニター(別室の家事をしながら様子を把握)
1ヶ月のざっくりタイムライン
- 1週目:夫婦で家事・育児の役割を整理
- 2週目:生活リズムが確立
- 3週目:家族での外出や新しい体験
- 4週目:育児に慣れ、復帰準備
パパの育休は、家族の絆を深める大切な時間です。今回紹介した先輩たちのエピソードが、あなたの1ヶ月のヒントになれば嬉しいです。より詳しい体験談や家族の暮らしに関する記事は、yorimichi-magで随時更新しています。アカウントをフォローして、新しい記事の更新情報をチェックしてみてください。