子どものお稽古ごと、月謝以外にかかる費用を計算してみた
我が家には小学校低学年の子どもが二人います。ある日、家計簿をつけていて気づいたのは、お稽古ごとに年間で支払っている金額が、思っていたよりもずっと大きいこと。月謝だけを見て「これくらいなら」と安心していたのに、振込明細を並べてみると、想定していなかった費用が積み重なっていました。
同じように「月謝は手頃だと思ったのに、通い始めたら出費が増えた」と感じている家庭は多いはずです。教材費、衣装代、交通費、検定料、そして保護者の付き添いに伴う見えないコスト。共働きで時間に余裕がない家庭にとって、こうした見えにくい費用は家計をじわじわ圧迫します。
そこで今回は、我が家がかかったお稽古ごとの年間支出を項目別に整理し、合計金額を出してみます。同じように家計を見直したい働く保護者のみなさんが、現実的な計画を立てるヒントにしていただけたら嬉しいです。
入会金・体験レッスン・初期費用の落とし穴
ピアノ、スイミング、サッカー、英会話など、子どもの教室を決めるときに最初に支払うのが入会金です。相場は一教室につき五千円から三万円ほどですが、複数の教室を掛け持ちしている家庭では、あっという間に五万円を超えることも。我が家も長男のスイミング入会時に一万円ほど支払い、次男は別の教室を選んだ際に体験レッスン無料のキャンペーンを利用して入会しました。
体験レッスンは無料でも、当日にそのまま入会を迫られるケースがほとんどです。冷静に比較する時間がなく、勢いだけで決めてしまうのは危険。持ち帰ってから検討する旨を伝えるか、別の日に再度見学させてもらうなど、ひと呼吸おくことをおすすめします。
また、スイミングやサッカーのユニフォーム、ピアノのバッグやシューズなど、入会時に一式揃える必要がある道具類も五千円から一万円前後の出費になります。教室によっては指定ブランドがあり、ネット通販で安く済ませられないこともあるため、始める前に総額を見積もっておくと安心です。
月謝に上乗せされる教材費と道具代
月謝を払い続けるだけでは済みません。ピアノでは新しい曲集が数ヶ月ごとに配られ、一冊千円前後。スイミングではゴーグルの買い替えや、水着のサイズアウトによる追加購入が発生します。書道教室では筆や墨、半紙といった消耗品を家庭で用意する必要があり、年間で五千円ほど見ておく必要があります。
特にかさむのが、工作や絵画系の教室です。絵の具、画用紙、クレヨン、接着剤など、子どもが使う材料は次々となくなります。先生に「今日は画用紙を多めに持っていきましょう」と言われると、そのたびに数百円の出費。我が家では、工夫しだいで材料費を抑えられる方法をまとめたこちらの子どもの作品づくりを参考にしています。月謝以外の出費を上手に抑えるヒントが見つかるはずです。
発表会や試合、コンサート参加費
年に一度の大きなイベントは、保護者にとっても一大イベントです。ピアノの発表会では参加費が三千円から一万円ほどかかり、衣装や靴は各自で準備する必要があります。スイミングの記録会やサッカーの大会も参加費やユニホームの追加購入が発生し、年間で見ると意外とまとまった額になります。
さらに、親のチケット代や写真撮影費もかかります。ピアノの発表会は保護者一人につき千円ほどかかる場合があり、兄弟姉妹の分も含めると家族で数千円の追加出費に。成長の記録として写真付きのプログラムを買うと、また千円単位で上乗せされます。
我が家では「見える化」するために、イベントのたびに封筒に予算を入れています。思わぬ出費で家計が破綻しないよう、イベント系は別枠で管理するのがおすすめです。
検定試験や昇級テストの想定外の出費
英語教室や書道、そろばんなどには進級試験があります。受験料は級ごとに設定され、千円から五千円程度。我が家の長男は英語検定に毎年挑戦していますが、検定用のテキストや過去問題集を追加で購入すると、年間一万五千円ほどになります。
不合格になった場合の再受験も想定しておきたいところです。一回で合格すればよいのですが、小学低学年では集中力が続かず、何回か受けることも珍しくありません。再受験のたびに検定料が積み上がるので、年間で何回受ける可能性があるか、教室の先生に事前に聞いておくと計画が立てやすくなります。
通うだけで発生する交通費と保護者の負担
教室が自宅から遠い場合、送迎のガソリン代や公共交通機関の交通費も無視できません。我が家はスイミングまで車で十五分。月に四回通うと、ガソリン代だけで月額三千円ほどかかります。駐車場代が必要な教室もあるので、立地選びは慎重に。徒歩や自転車で通える範囲のほうが、結果的に長く続けやすいという発見もありました。
もうひとつ見落としがちなのが、保護者の時間というコストです。子どもの送り迎えや待ち時間、宿題チェックにかかる時間は、働く親にとって時給換算で考えるとばかにならない負担。家事のスキマ時間を奪われることで、気持ちの余裕まで削られてしまうこともあります。可能なら、同じ曜日・時間帯にきょうだいのお稽古をまとめると、往復の時間を圧縮できます。
年間の総額をシミュレーションして見える化
ここまで紹介してきた項目を我が家のケースで合計すると、ピアノとスイミング、英会話の三つで年間四十万円ほどになりました。月謝だけで見積もると二十五万円くらいだったので、それ以外の費用が全体の三分の一以上を占めていた計算になります。
お稽古ごとに年間でいくらかかるのか、項目別に書き出してみると、優先順位がはっきりします。本当に続けたい教室と、費用対効果が薄い教室が見えてくるはず。我が家はこの方法で一教室を整理し、家計と気持ちにゆとりができました。
今回のようなライフスタイルの見直しや家計のヒントはYorimichi-magでたくさん紹介しています。子どものお稽古だけでなく、家族時間の過ごし方や週末のおでかけ情報も満載なので、休憩時間にのぞいてみてください。今日からあなたも、我が家の「おけいこ総勘定」を始めて、家族時間と家計の両方を見直していきましょう。