子どもと初めての美容院を成功させる予約のヒント
子どもを連れての美容院は、子育て中の親にとってちょっとした冒険です。赤ちゃんがぐずったらどうしよう、じっと座れなかったら周囲の迷惑にならないか、そんな不安を抱えて予約をためらった経験のあるママやパパは多いでしょう。実際に筆者も、上の子が生後8か月のときに「子ども連れOK」と書かれた美容室に飛び込み、泣き声で店中に響かせてしまった苦い思い出があります。あのとき、もう少し事前準備さえしておけば、と何度も振り返りました。
けれども、近年の子ども向けサービスは驚くほど進化しています。キッズ専用の椅子やアニメDVDを完備したサロン、保育士資格を持つスタッフがいる託児付きの美容室、そして自宅まで来てくれる訪問型のカットサービスまで、選択肢は多彩です。予約の段階でどこに何を伝えるかが、その日の体験を天国にも地獄にも変えてくれます。本記事では、子どもとの美容院デビューを笑顔で終えるための具体的な段取りを紹介します。
初めてのカットはいつ頃がベストタイミング
一般的には、子どもが首すわりを済ませた生後6か月以降であれば、理髪デビューは可能とされています。ただし、初めての大仕事は本人の気分と機嫌が大きく左右するため、生活リズムが安定してきた時期を見計らうのがポイントです。昼寝の直後や空腹時は避け、朝食やお昼を食べた落ち着いた時間枠を狙いましょう。
月齢が低いほど1回のカットは短時間で済みますが、音や振動、知らない人に頭や顔に触られる刺激は想像以上に大きなものです。最初の数回は無理をせず、顔そりやシャンプーなどの工程を省略できる短時間メニューから始めることをおすすめします。サロンによっては、保護者が膝の上に抱いたままカットしてもらえるオプションも用意されています。ママのひざの上でなら安心感が増し、泣かずに済むケースも珍しくありません。
逆に、2歳〜4歳のイヤイヤ期まっただ中にデビューさせる場合は、事前説明がカギを握ります。絵本や子ども向けのカット動画を見せ、「次は○○ちゃんの番だよ」と声かけを繰り返しておくと、当日の警戒心がぐっと下がります。いきなりフルスタイルを押し通さず、最初の数回は前髪だけといった小さな成功体験を積むのもひとつの作戦です。
予約時に必ず伝えたい大切なポイント
サロンの公式サイトに「子ども連れOK」と書いてあっても、対応力は店舗ごとに差があります。スムーズに当日を迎えるために、予約の電話やメールでは次の5点をしっかり伝えましょう。
- 子どもの月齢・年齢 — 抱っこひもが必要か、椅子に座れるか
- カットの目的 — 初めての体験か、伸びた分を整えるだけか
- ママやパパ自身の施術予定 — 同時施術か、子どもだけ先か
- 希望の時間 — 子どもの昼寝・ごはんのタイミングを避ける
- アレルギーや敏感肌 — 刺激が強い薬剤を使う可能性があるか
このリストをスマホに保存しておけば、予約のたびに慌てずに済みます。また、対応に慣れたサロンであれば、近くにあるおすすめプランを一緒に提案してくれるはずです。
サロン選びで迷ったらここを比較する
いざ予約を入れようと思っても、近隣のサロンが複数あって迷うことはよくあります。そんなときは、下のポイントを意識して候補を並べてみてください。
| サロンタイプ | 子どもへの配慮 | 料金相場 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| 子ども専用サロン | アニメDVD、キッズチェア、おもちゃ | 1,500〜3,500円 | 初回で不安が大きい |
| 子連れOKの一般サロン | ベビーベッド、ベビーチェア | 大人の通常料金 | ママやパパも同時にカットしたい |
| 訪問型カットサービス | 自宅でリラックスして施術 | 3,000円〜 | 外出が苦手、移動が大変 |
筆者の周りでは、上の子だけカットしたいというママは子ども専用サロン、ママ自身のカラーリングも同時に済ませたいママは子連れOKサロン、赤ちゃんの外出を控えたい家庭は訪問型を選ぶ傾向があります。ライフスタイルに合わせて選ぶことで、当日のバタバタを大幅に減らせます。
当日の流れをシミュレーションしておく
予約が無事に取れたら、当日の段取りを家族で共有しておきましょう。着替えやすい服で行く、ご褒美シールやスタンプカードを持ち歩く、退店後に公園で遊ぶ予定を入れておく、こうした小さな仕掛けが子どもの機嫌を支えます。お気に入りのおもちゃを1つだけ持っていくのも効果的です。
待機中に子どもが飽きてしまった場合は、サロン側のキッズスペースを活用します。最近ではプレイルームを完備した店舗も増えており、予約時に「キッズスペースはありますか」と確認しておくと安心です。保育士が在中しているサロンであれば、保護者が施術中に預かってもらえるケースもあります。
カット中ずっと泣いてしまった場合でも、深呼吸してください。多くのサロンスタッフが子どもの扱いに慣れています。途中で休憩を挟んだり、ジュースで気分転換を図ったり、プロの側に立てば親はリラックスできます。終わったあとにヨガ部あんなさんの記事のような記事を読んで、次のリフレッシュのヒントを探すのも良いでしょう。
髪を切ったあとは、家族みんなで褒め合う
カットが無事に終わったら、鏡の前で新しい髪型を親子で一緒に眺めてあげてください。「かっこいい」「かわいい」と声をかけてあげることで、子どもは美容院=楽しい場所というポジティブな記憶を残せます。写真に残しておくと、次回以降の予約のときに「前こんなだったね」と見せることで、子ども自身が納得して椅子に座ってくれるようになります。
髪型の好みがはっきりしてきたら、サロン側との信頼関係は盤石です。いつもの担当者をお願いできれば、子どもの扱いにも慣れてもらえるため、回を重ねるたびに安心感は増していきます。何より、親自身が施術中にほっと一息つける時間が作れることが、子どもとの美容院通いの隠れたメリットです。
ヨリミチマグでは、こうした日常の小さな挑戦を後押しする記事を多数掲載しています。子どもとの時間を大切にしながら、自分の時間も楽しみたい方は、マガジンのトップページから他にもたくさんのヒントを見つけてください。